カイアロッサに通じる道は、地中海の野生の常緑樹マキの森の中を通っています。マキの森を見渡すと、樹齢数世紀のオリーブ樹と田舎の家が点在する素敵な丘が顔をのぞかせ、そして背景には銀色に輝くティレニア海が見えます。ワインセラーは地核のように赤く丘の南西側に面しており、不意に目の前に現れます。
カイアロッサの夜は暗く、今まで気にも留めなかったような星さえ見つけることができるほどの漆黒の闇に包まれます。一方、日中は少し離れた海面に反射した日の光がまるで魔法の光のように注ぎ込みます。
さらに、その標高から、暑くなり過ぎることもなく、潮風も受けた植物と土壌がリフレッシュして、ほんのりと潮の香りをまといます。森と丘が背後からまるで父親のように北風の攻撃から守ってくれるおかげで、寒くなり過ぎることもありません。
ヴァル・ディ・チェーチナ、特にリパルベッラは、カイアロッサのゆりかご。丘の上にある小さな中世の村で、古代の街ヴォルテッラとピサのちょうど中間に位置しています。